男女で分けられた空間にトランスジェンダー女性が女子用空間を利用する。
けれども男子用空間をトランスジェンダー男性が利用する例は少ないし、有ったとしても話題にならない。
男子用空間をトランスジェンダー男性が使う事が話題にならず、女子用空間をトランスジェンダー女性が使う事がテレビやネットで話題になっている。しかも女性が受け入れるのが当たり前で、男性が受け入れないのが当たり前になっている。
現状では、シス女性がトランスジェンダー女性に遠慮するのが当たり前で、シス男がトランスジェンダー男性を無視するのが当たり前になっている。
これは新たな女性差別だ。肉体が女性だと、やはり体力差で迫害されるのだ。
本当にトランスジェンダーを受け入れる社会を目指すならばシス男がトランスジェンダーに男子用空間を安全に使わせるべきだろう。特にトランスジェンダー男性が安心して男子用空間を使えるようにすべきだ。
男女の区分けはそもそも女性が安心して使える空間が無く、女子禁制の区域ばかりが多かったからだ。女性にとっては女子用空間は非常に限られた資源であって、男子用空間は男性にとって非常に豊富な資源だ。
男はその豊富な資源をトランスジェンダーに譲らず、限られた資源の奪い合いをシス女性とトランスジェンダーにさせている。非常に狡猾で卑劣。
実際に女子トイレはいつも混雑して、男子トイレは空いている。
トランスジェンダーが話題になる前からトランスジェンダーが存在していて、トランスジェンダー女性が前々から女子トイレを使っている。それを理由にトランスジェンダー女性を受け入れられないシス女性を非難するのは間違っている。非難されるべきはシス男だろう。
どうしても女性用空間をトランスジェンダーに使わせるべきならば、男性用空間を削ってその分以上を女性用空間にするしかない。
女性は限られた資源で精一杯に生きているんだぞ。