「憲法九条を守るサヨクは非現実的だ」
と、よく言われる。しかし、軍事費には際限がない。教育費・福祉・年金・失業費・インフラ整備費・災害対策・治安…を全て合わせても軍事費に及ばない。
サイバー攻撃対策・スパイ対策・領土問題対策…は確かに重要だけれど、それこそ、必要経費はどこから調達すれば良いのか。
軍事を支えるには立派な軍人を育てる教育と退役軍人を面倒を見る福祉が不可欠だ。バックアップシステムの無い軍事システムは機能しない。
日本には憲法九条を全否定するほどの経済力もなければ社会力もない。
在日米軍全面撤退させるほどの国力はない。
右翼は愛国心を他人に強制し、憲法をアメリカ押し付け憲法だと見下すのに、日本をアメリカに隷属させる。論理破綻。
現実的ではないが、日米安全保障条約破棄を願う左翼の方が筋が通っている。反戦と反資本主義を同時に掲げている。憲法はアメリカの押し付けというが、基本的人権を否定してきた昔の憲法が良い憲法な訳がない。なかなか降参しないとアメリカから原爆を2発も落とされたのだから。
福祉・年金・失業・教育…を削った軍事国家は北朝鮮とかタリバン政権だけれども、それで良いのか?
財源はどこから?