実は人間を養うだけの食料は既に確保されているけれど、肉食が世界的に普及しているので、家畜飼料が足りていない。もしくは家畜飼料確保の為に人間の食料が足りなくなっている。
人間にはたんぱく質が必要だけれど、肉の確保は簡単ではない。家畜は動物なので植物などを食べるし水分も摂る。
けれども耕作地は減っている上に地球温暖化が続いているから家畜と人間が食料を奪い合っているようなものだ。
魚類や鯨類は貴重な資源だから乱獲は難しい。
そうなるとなるべくコストがかからない肉を選ぶか培養肉を開発するしかない。
牛は大きいのでその分、食べる量も多いし繁殖力は意外と弱い。一方、豚は繁殖力が非常に強い。牛より食べる量も少ない。鶏は更に繁殖力が強くて食べる量が少ない。
鶏を優先的に食べた方が良いのかもしれない。
農作物を荒らしたり人に危害を与えそうな野生動物を射殺して血抜きして解体してジビエにするのも大事だ。鹿や猪や熊。
もちろん、ジビエも畜産も簡単ではないけれど。
ふと思ったが、ウサギの肉の普及は現実的ではないのだろうか。ウサギも繁殖力が非常に強いし、昔の日本でも食べられてきた。それともウサギは大食でウサギの肉のコストは他の肉のコストより高いのだろうか?
ウサギは鶏と違って鳴かないし特別飼育が難しいわけではないだろう。小学校にウサギがいるくらいだからな。
水田漁労の復活もバカにならない。鯉やフナを水田に放流して繁殖させて食べる。米作としては効率が下がるけれど、魚肉は得られる。