全ての責任を他人に擦り付ける事は異常だけど、自罰が過ぎるのも良くない。
理不尽な事に怒ったり愚痴や文句を言ったりする事はある意味正常な事だ。
部下や後輩や弱者に八つ当たりするのは良くないが、適切なカウンセリングを受けたり加害者に怒りを表明するのはむしろやるべき事だろう。
暴力を受けたり見下されたり騙されたり脅されたり搾取されたりした場合、むしろ怒らない方が危険だ。こういう時に「自分にも非があった」と卑下すると加害者は付け上がるし、精神衛生上悪い。
怒る時は怒るべきだ。相手や場所や時間を見計らうのは大事だけど、怒りを溜め込む必要はない。
woke叩きや弱者叩きは自罰を求めてくるけれど、自罰はロクなもんじゃない。
理由も言われず会社を不採用になった黒人に「お前の努力が足りないからだ。黒人であることを言い訳にするな」とwoke叩きは言うけれど、雇用者の意志が確認できない状態で軽々しく言うもんじゃない。それに努力なんて本人も他人も見えるわけじゃない。
統計を見て黒人や障害者や女性の就職出来ない割合が高い場合、弱者叩きやwoke叩きは「努力が足りない」と一蹴する。思考停止だよな。本当に努力が足りないのかどうかなんて統計で分からないだろ。努力なんてあやふやだ。
そりゃあ謙虚に努力を続ける事は大事だけれど、人間には限界がある。限界を越えそうな時に「お前は努力が足りない」「もっと頑張れ」と言われれば誰だって鬱になるわ。弱者なら特になるわ。
結果を出した黒人・女性・障害者ばかり見て、結果を出せない人達を見下す。woke叩きと弱者叩きはそんなことを平気でしておきながら自分は差別してないと思い込んでいる。
「お前は障害者だから頑張っても就職できない」「就職できなかったお前は努力が足りない怠け者」……正反対のようでいて同じことを言ってる。
ある程度学歴のある健常者の白人男性だって就職できない場合があるのに、それを無視して就職できない弱者を怠け者扱いするwoke叩きって何様なんだろうな。
「まあ、次があるさ」「セーフティーネットを使ってみろ」「自分を責めるな」と慰めた方が余程社会のためになるわ。「お前なんか怠け者」「お前なんか努力しても報われない」と煽った方がむしろ暴動が起きるだろ。