empress_100’s blog

女性差別に怒っている

セックスワーカー

 フェミニストセックスワーカーをいじめると言う人達がいるが、性産業を完全否定するフェミニストだってセックスワーカーをバッシングしてない。

 性産業を完全否定するのとセックスワーカーをバッシングするのは違う。

 バカでなければ分かる話だ。

 性産業を肯定・野放しにしている今ですら、セックスワーカーが自由に転職・退職出来る状況ではない。セックスワーカーが履歴書に性産業について書けない。性産業は賎業とされている。セックスワーカーが性暴力を告発しても自業自得とされる。

 セックスワーカーをバッシングしたり搾取したりしているのは性産業利用者と経営者と資本。フェミニストではない。

 セックスワーカーの多くは貧困・教育の機会が少ない・障害・詐欺師との出会い・社会資本がない(周りに頼れる人や団体がいない)…で、仕方なくやらされている人が多い。

 仮に本人が他の産業で十分に高収入が得られるのに自ら進んで性産業に入ったとしても、全く避妊・避病・安全が保証されていない。資本と経営者は労働者に安全・福利厚生を保証する義務があるが、性産業となると、自業自得とされる。それが許されるならば他の産業で過労死する男達は自業自得のざまあみろ、になる。

 セックスワーカーは身体が丈夫で若い美女しか出来ないのに、十分な早期退職制度が殆どない。労災もない。客も資本も経営者も、ひたすら若さと美貌を搾取するだけ。

 客はさんざんセックスワーカーの世話になったのに、彼女達を見下す。隠し撮りをする卑劣漢、避妊・避病・安全でない性暴力を振るう、尻軽女だと嘲笑う。

 資本・経営者・客が著しく改善され、給料と福利厚生が十分で安全・避病・避妊が完全に約束され、履歴書に胸を張って書けるようになり、労働者本人が自由に選べるようになったとしても、多くのフェミニスト達は性産業はなくすべきだと考えている。

 男達に年齢差別・容姿差別させる自由を与える必要がないからだ。

 どんなに本人が選ぶ自由があって望んでいても、女性をモノにさせてはならないのだ。

 フェミニストセックスワーカーをバッシングしているわけではない。

 性産業以外の職の選択を考えて案内しているフェミニストはいる。

 バカでなければ分かるはずだ。