シンジア・アルッザ ティティ・バタチャーリア ナンシー・フレイザー 著 惠愛由訳 菊池夏野解説
まだ途中までしか読んでいない。
レイシズムやLBGTQ+差別はするな。マイノリティ男性とも連帯しろ。
富裕層の女（名誉男性）とは決別しろ。
資本は生産活動（妊娠出産家事育児介護…）に依存しておきながらそれを徹底的に否定している。
既存のリベラルフェミニズムでは駄目だ。
…と書かれているのだけれど、私はあまり賛成できない。
名誉男性だってけっこう搾取されたりセクハラされたりしているし、マイノリティ男性だって女性差別したり性暴力を振るう場合も多々ある。
イスラムフォビアが否定されているけれど、フェミニストはヒジャブを被らない運動しているムスリマと連帯しちゃ駄目なのか？逆に宗教を理由に女性差別する男達とも連帯しなければならないのか？
資本主義を全否定し既存のフェミニズムを変えるなら、もっと分かりやすく書いてほしいわ。
既存のフェミニズムが駄目なら、対案はどうなのか？具体的にどうすれば良いのか？
環境破壊を止めろ、と書かれてけれど、一部の環境保護団体は使い捨てナプキンばかり目の敵にしたり、女性にばかり責任を押し付けて男にはあまり言及してない。
ゲイとフェミニストは連帯出来るのか？
反戦を訴えるのは良いけれど、何千年にもわたって男達が女性達を殺戮してきたし、今もしている。男を殺したいと思ってる女性達の気持ちはどうなるのか？
軍隊に入ったり代議士になったり企業の役員になったり出来る女性は一握りだけれど、女性達にそれらのポストを最初から望むなと言っても酷ではないのか？
努力出来ない・尊厳が踏みにじられている・障害がある・機会がない・少数民族・レズビアン…によるゼネナルストライキは良いけれど、階級上昇自体を否定して良いのか？
女性が階級上昇を望むのは悪なのか？
女性にばかり内省を求めてて男達を放置している気がする。
けっこう疑問が湧いた。
